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2026年4月10日(金)
初心者が最初の1ヶ月でマスターすべき5つのエスケープ
BJJを始めた最初の1ヶ月、多くの初心者が「何から練習すればいいか分からない」と感じます。結論から言えば、**エスケープから学ぶべき** です。理由はシンプル。BJJは「負けないゲームを先に覚えてから、勝つゲームを覚える」方が圧倒的に上達が早いからです。
本記事では、最初の1ヶ月で優先的にマスターすべき5つのエスケープを紹介します。
## なぜエスケープが最優先なのか
1. **白帯はスパーでほとんど下になる**: 不利なポジションを解除する技術がないと、スパーが苦痛になる
2. **怪我の予防**: エスケープを知らないまま強引に抜けようとすると、肩・首・脇を痛めやすい
3. **自信がつく**: 「どこからでも戻れる」という感覚が、攻撃への勇気を生む
世界最高峰のディフェンス名人 [リクソン・グレイシー選手](/athlete/rickson-gracie) は、「勝ちたいなら負けない方法を先に学べ」と繰り返し語っています。
## エスケープ1: マウントエスケープ(アップア&エルボー)
### 手順
1. 両腕をクロスしてディフェンス姿勢を作る(首と胸を守る)
2. 片足を床に踏ん張る
3. 踏ん張った足でヒップを持ち上げ、同時に反対側に転がす(アップア)
4. 相手が重心を戻そうとしたら、エルボーを使って下半身をエスケープ
5. ハーフガード or フルガードに復帰
### よくある失敗
- **腕が伸びる**: 首周りが空いてチョークを食らう
- **ヒップが上がらない**: 力で転がそうとして失敗する
- **戻りが遅い**: ガード復帰の意識がない
## エスケープ2: サイドコントロールエスケープ(シュリンプ)
### 手順
1. 内側の肘で相手の腰をブロック
2. 外側の肘で相手の首を押し、距離を作る
3. ヒップを後方にスライドさせ(シュリンプ)、脚の間に膝を差し込む
4. ハーフガード → クローズドガードへ復帰
### よくある失敗
- **腕を伸ばしきる**: キムラを取られる
- **呼吸が浅い**: 潰されたまま動けなくなる。呼吸を意識する
- **膝の差し込みが遅い**: ハーフの形にならず再び潰される
## エスケープ3: バックエスケープ
バックを取られた時の鉄則は **「同じ方向に転がって、肩を床に接地する」** ことです。
### 手順
1. フックを外されないように上半身を丸める
2. 自分の頭を片方の肩側に傾ける
3. 傾けた側にゆっくり倒れる
4. 相手の背中が床に着いた瞬間、足を抜いてサイドコントロール or ハーフに戻る
### よくある失敗
- **前に逃げようとする**: 相手のフックがさらに深く入る
- **首を守らない**: チョークを食らって終わる
## エスケープ4: ニーオンベリーエスケープ
### 手順
1. 内側の手で相手の膝を、外側の手で相手の腰を押す
2. ヒップを相手から離す方向に回転させる
3. 両手で相手の膝を押しのけながら、自分の下半身を脱出
4. ガード or ハーフに復帰
### よくある失敗
- **膝を押すのではなく腰を押してしまう**: 相手が膝を深く刺してくる
- **パニックで動きが大きすぎる**: その隙にマウントやバックを取られる
## エスケープ5: ノースサウスエスケープ
ノースサウス(180度真逆のサイドコントロール)は初心者にとって最もパニックになりやすいポジションです。
### 手順
1. 両肘を上に伸ばし、相手の腰を押す
2. 自分の頭を片側に振る
3. 相手が倒れた側と反対方向に回転してガードに戻す
4. 膝を高く上げてフルガードを目指す
### よくある失敗
- **腕を伸ばしすぎる**: キムラのチャンスを相手に与える
- **頭を動かさない**: 回転の起点が作れない
## 練習プランの例(最初の1ヶ月)
| 週 | 重点 | 回数 |
| --- | --- | --- |
| 1週目 | マウントエスケープ・サイドエスケープ | 各20回/日 |
| 2週目 | バックエスケープ・ニーオンベリー | 各20回/日 |
| 3週目 | ノースサウス + 1週目復習 | 各20回/日 |
| 4週目 | 全エスケープを流れで繋げる | スパーで実戦 |
1か月後には、同帯同士のスパーで「一度取られても戻せる」感覚が身につきます。
## エスケープと組み合わせるべき基礎3つ
1. **ブリッジ(ヒップヒーブ)**: すべてのエスケープの基本動作
2. **シュリンプ**: 距離を作る最強のムーブ
3. **テクニカルスタンドアップ**: 立ち上がって再スタートを切る動き
この3つはウォームアップの時間で毎日必ずやりましょう。
## まとめ
BJJは「勝つ技」ではなく「負けない技」から学ぶほど、後で伸びる競技です。最初の1ヶ月を5つのエスケープに集中投資すれば、2ヶ月目以降のスパーが劇的に楽しくなります。
JiuFlowのテクニックマップで[ディフェンス・エスケープの体系](https://jiuflow.art)を確認し、毎回の練習で1つずつ潰していきましょう。
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